バイオ研究者向けLC-MS講座 「マススペクトル取得モードについて」 - 質量分析屋のネタ帳

マススペクトル取得モードについて


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  著者:  作成:2018/6/12 10:30:50

 


こんにちは! 質量分析屋の髙橋です。


ここしばらく、イオン化法について解説を書いてきましたが、今回はマススペクトル取得モードについて書いてみたいと思います。


質量分析計をお使いの皆さんは、マススペクトル取得モードについて意識されたことはあるでしょうか?  


マススペクトルの取得モードは、大きく分けて二つ。ProfileモードとBarモードです。ただし、メーカーや機種によって、名称は異なる場合があります。Profileモードでは、所謂生データの状態でのマススぺクトルが得られます。一方、Barモードでは、Profileモードで保存されたマススペクトルの全てのピークを棒状に変換した状態でマススペクトルが得られます。  


私達が通常目にするマススペクトルの横軸はm/z(mはイオンの質量を統一原子質量単位で割った値、zは電荷数)ですが、質量分析計が実際に計測しているのは、飛行時間質量分析計であれば飛行時間、四重極質量分析計であれば電圧です。何れの場合においても、マススペクトルの取得には一定の時間を要するため、m/z軸は、元々は時間軸であると考えることが出来ます。ある時間間隔において検出器で検出...

 

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