バイオ研究者向けLC-MS講座 「質量分析計におけるキャリブレーションの重要性」 - 質量分析屋のネタ帳

質量分析計におけるキャリブレーションの重要性


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  著者:   作成:2016/5/18 11:00:27

こんにちは。質量分析屋の高橋です!
初回は、{{質量分析計}}(MS装置)における{{キャリブレーション}}の話です。

MS装置の{{キャリブレーション}}とは、MSで得られるマススペクトルの横軸(m/z、mはイオンの質量、zは電荷数)を補正する操作です。 正確には{{マスキャリブレーション}}、日本語では{{質量校正}}と言います。
 
MSはイオンを分析する技術であり、マススペクトル上に観測されたイオンのm/z値から元の分子の質量を知ることができるため、測定結果として得られたm/z値が正しいかどうかは、{{質量分析}}で最も重要なことです。

つまり、{{キャリブレーション}}が正しく実行されたかどうか、あるいは今の装置が正しく{{キャリブレーション}}されている状態かどうかを検証することが、{{質量分析}}で正しい結果を得るためには極めて重要です。  
私達はマススペクトルからイオンのm/z値を知ることができますが、MS装置はイオンのm/z値を計っている訳ではありません。

例えば、飛行時間質量分析計(time of flight mass spectrometer, TOF-MS)ではイオンの飛行時間、四重極質量分析計(quadrupole mass spectrometer, Q-MS)ではイオ...

 

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