ASEMV2019特集

エクソソームと微小胞に関するASEMV 2019年次総会が、カリフォルニア州パシフィックグローブのアシロマで開催された

  • Article URL: https://biomarket.jp/asemv2019.html
  • Article Title: エクソソームと微小胞に関するASEMV 2019年次総会が、カリフォルニア州パシフィックグローブのアシロマで開催された

ASEMV2019 (American Society for Exosomes and Microvesicles)の年次総会が、10月6日から10日まで、カリフォルニアからパシフィックグローブにあるアシロマ会議場で開催された。世界中の科学者によって、生物学と医学の最もエキサイティングな側面の1つに焦点を当てた60の素晴らしいプレゼンテーションにより5日間の活発な会議が行われた。ジョンズ・ホプキンスのStephen Gould 博士が例年主催している会議は、コロラド大学デンバーのMichael Graner 博士によるASEMV年次総会の歴史についての簡単な紹介から始まった。

ASEMV 2019年次総会・2日目

  • Article URL: https://biomarket.jp/asemv2019.html
  • Article Title: ASEMV 2019年次総会・2日目

Monzon 博士は、EVの研究が成熟するにつれて、関連する測定技術も進化する必要があると指摘した。 彼は、EVの定量化のためのナノ粒子追跡分析(Nanoparticle Tracking Analysis ;NTA)の重大な失敗を暴露すると考えている2つの簡単な実験について報告した。NTAの検出限界はサンプルの組成に強く依存し、マイクロ流体抵抗パルスセンシング(microfluidic resistive pulse sensing ;MRPS)および透過型電子顕微鏡(transmission electron microscopy ;TEM)に対するEVサイズの範囲において10,000倍の誤差を引き起こすと言う 。 カリフォルニア州パシフィックグローブで開催されたASEMV 2019年次総会の二日目のセッションでは、多くのエキサイティングなプレゼンテーションが行われた。

ASEMV 2019年次総会・3日目

  • Article URL: https://biomarket.jp/asemv2019.html
  • Article Title: ASEMV 2019年次総会・3日目

ASEMV 2019 の三日目の最初の発表は、ノースカロライナ チャペルヒル大学のRyan McNamara 博士によるもので、「カポジ肉腫関連ヘルペスリンパ腫由来のEVは長期内皮細胞の再プログラミングを誘発する(EVs from Kaposi Sarcoma-Associated Herpes Lymphoma Induce Long-Term Endothelial Cell Reprogramming.)」と題されていた。

McNamara 博士は、細胞外コミュニケーションが生物の恒常性にとって重要であり、したがってウイルスがウイルスの病因を奪う主要なネットワークとして存在することを指摘した。 EVはドナー細胞からのコンテンツをパッケージ化して周囲と通信し、進化的に多様なウイルスがこの通信軸を乗っ取って病因を促進することが示されている。

ASEMV 2019年次総会・4日目

  • Article URL: https://biomarket.jp/asemv2019.html
  • Article Title: ASEMV 2019年次総会・4日目

ASEMV 2019年次総会の四日目のセッションも多くのエキサイティングなプレゼンテーションが行われた。 Capricor Therapeutics社のLuis Rodriguez-Borlado博士は、「Cardiosphere由来細胞(CDC)からの細胞外小胞は筋幹細胞に取り込まれ、デュシェンヌ型筋ジストロフィーモデルの運動能力を高める(Extracellular Vesicles from Cardiosphere-Derived Cells (CDCs) Are Taken Up by Muscle Stem Cells and Increase Exercise Capability in a Duchenne Muscular Dystrophy Model.)」と題したプレゼンテーションを行った。

サイトスポンサー