抗体書籍の著者による抗体基礎知識 「抗体・抗血清の保存方法について」 - 抗体よもやま話

抗体・抗血清の保存方法について


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  著者:  作成:2016/7/13 17:00:34

大海 忍

目的の抗体をうまく作れたけれど当面の実験には十分すぎるほどの量で、これをどう保存したら良いか、これは贅沢な悩みかもしれません。

モノクローナル抗体の場合は、抗体産生細胞を凍結保存して液体窒素下に保存すれば、必要なときに細胞を起こして抗体を得られます。液体窒素での保存は、複数の保存庫にサンプルを分散させるなど最低限の危機管理をしておきます。

クローン化した細胞から抗体の遺伝子を単離して保存すればなお良いでしょうが、軽鎖と重鎖のサブユニットをうまく発現させるシステムに遺伝子を載せるのはなかなか大変かもしれません。

ここでは、たんぱく質分子としての抗体をどう保存するかについて説明しましょう。ポリクローナル抗体を作ったときは、免疫した動物から末梢血を採取し、抗血清を分離・回収します。
そして一部をアフィニティーカラムにかけて目的の抗体を単離します。
抗体の使用目的やアフィニティーカラムの大きさにもよりますが、この方法でかなりの量の抗体が精製できます。抗体を利用する実験が数ヶ月以内のものであるならば、冷蔵保存が良いです。

しかし、実験で抗体を希釈した場合は使い切って...

 

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投票数:65平均点:5.85
A.Mase  投稿日時 2016/7/14 16:36

抗血清は凍結よりも凍結乾燥で保存の方が良いというのも納得です。

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