海外学会ダイジェストASEMV2017 (The American Society for Exosomes and Microvesicles) 一次繊毛によるEV分泌 - バイオマーケットjp

一次繊毛によるEV分泌


  著者:  作成:2017/11/20 14:00:54

 

スタンフォード大学およびUCSFのMaxense Nachury博士は、10月9日月曜日の夕方、「一次繊毛によるEV分泌の分子メカニズムと機能意義」についての講演を行った。博士は、ほとんどすべての細胞に存在する一次繊毛は、タンパク質、脂質、およびセカンドメッセンジャーのそれ自身の相補体を有する微小管ベースの投影であることに言及した。初代繊毛は、光伝達および嗅覚シグナリングにおけるそれらの役割のためだとこれまで認識されてきた。近年、繊毛は発達シグナル伝達経路ソニックヘッジホッグおよびGタンパク質共役受容体(GPCR)によって媒介される種々のニューロンシグナル伝達経路を組織化することが見出されている。 Nachury博士は、毛様体シグナル伝達経路の特徴は毛様体タンパク質の動的送達および除去であると述べた。


活性化された毛様体GPCRは、β-アレスチン2およびBBSome媒介輸送を介して細胞に戻される。 (BBSomeは、八量体のタンパク質複合体であり、これは基底体の成分であり、絨毛を原始線毛に輸送するのに関与している)。


驚くべきことに、Nachury博士は、回収が損なわれた場合、活性化GPCRが繊毛の先端の膜状芽に選択的に濃縮され、アクチン媒介性切断は活性化GPCRでパッケージされた細胞外小胞(EV)を放出するのだと述べた。微小管アクチン架橋剤DrebrinおよびMyosin VIIは、エキソソーム産生という条件の下、毛様体先端でエキソソーム放出部位に局在し、繊毛の先端からのEVの切断に必要とされる。


シグナル依存性エクトサイトーシスは生理学的状況にも適用され、毛細血管から、取り込み決定因子を欠く食欲抑制受容体NPY2Rなどの特定のGPCRを除去する。機能的には、毛様体外分泌は、検索突然変異体におけるヘッジホッグシグナリングの適切な調節のために必要とされる。 Nachury博士は、シグナル依存性エクトサイトーシスは、細胞表面から活性化された受容体を除去してシグナル伝達プロセスを変化させる、進化的に保存されたプロセスとして受容体仲介エンドサイトーシスを反映することを示している。

 

続きを読む
ログインしてください

    この記事が役に立つたらぜひシェアしてください!
    このエントリーをはてなブックマークに追加

    « ヒト褐色脂肪によるエネルギー消費のバイオマーカーとしてのエキソソームmiRNAの可能性
    NLRP3インフラマソームの活性化を阻害するショウガ植物由来のエキソソームについて »



    友達にメールで勧める友達に伝える

    投票数:5平均点:4.00

    おすすめ製品・サービス

    BD Rhapsody シングルセル解析システム
    数万のシングルセルに対し数百の遺伝子を同時解析BD社のBD Genomicsグループは、独自のMolecular Indexingテクノロジーを基本に、シングルセル解析システム " Rhapsody "を開発しました。このシングルセル解析システムは、数万のシングルセルをキャプチャーし、数百に上る標的遺伝子に対して個々の発現をデジタル定量化することが可能です。分離されたシングルセルのQC ...
        運営会社:バイオアソシエイツ株式会社

        バイオマーケットjpは、ライフサイエンス研究者・バイオビジネス関係者のための会員制サイトです。

        ユーザー登録すると...

        コンテンツの全文表示・コメント投稿・各種お申し込み・ダウンロード等、

        様々なユーザー専用機能をご利用いただくことができます。

         

        ユーザー登録は1分で完了

        ユーザー登録は無料

        運営者:バイオアソシエイツ株式会社

          登録ユーザー数
          2966人
          2018年04月23日 現在
          25 人のユーザが現在オンラインです。 (1 人のユーザが ライフサイエンスレポート を参照しています。)
          登録ユーザ: 0 ゲスト: 25
          BioQuick ニュース

          BioQuick Newsは、サイエンスライターとして30年以上の豊富な経験があるマイケルD. オニールによって発行されている独立系科学ニュースメディアです。世界中の生命科学関連のニュース・トピックスをタイムリーにお届けします。BioQuick Newsは、現在160カ国以上に読者がおり、2010年から6年連続で米国APEX Award for Publication Excellenceを受賞しました。
          BioQuick is a trademark of Michael D. O'Neill.

          抗体よもやま話
          創薬よ何処へ
          アクセスカウンター
          DATEVisits/PVs
          2018/04/23:618/5603
          2018/04/22:769/7879

           

          クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
          バイオマーケットjpのコンテンツは クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。引用される場合は出典元リンクの記載をお願いします。